【完全版】食物繊維がダイエットに効果的な4つの理由

ダイエットの小知恵

食物繊維がダイエットの心強い味方であるということは、みなさんご存知だと思います。

では、なぜ食物繊維はダイエットに効果的なのでしょうか?

そこで今回は、痩せたければ食物繊維を取るべき3つの理由をお伝えしていきたいと思います。

この記事を読んだあとには、無性に食物繊維が取りたくなるはずです(笑)

食物繊維がダイエットに効果的な理由

腸内環境を整える作用がある

まず。食物繊維は胃と腸を整える作用があります。

例えば、食物繊維に関する包括的な論文(※1)においては、以下のように言われています。

食物繊維の摂取量を増やすと、胃食道逆流症、十二指腸潰瘍、憩室炎、便秘、痔など、多くの胃腸疾患に効果がある。

 Increased fiber intake benefits a number of gastrointestinal disorders including the following: gastroesophageal reflux disease, duodenal ulcer, diverticulitis, constipation, and hemorrhoids. 

このように、食物繊維は胃腸の病気を改善することから、腸内環境も整える作用があることがわかります。

そして実は、腸内環境が整うと痩せやすい体質になることがわかっています。

詳細は以下の記事でお伝えしていますが、ここでも簡単に説明していきます。

いくつかの研究では、腸内細菌の多様性が高い人は痩せている割合が高いという研究結果が出ています。

また、腸内の炎症が少ないと痩せやすいとも言われています。

そのため、食物繊維を取ることで腸内環境を含む消化器官の状態が改善し、痩せやすい体質になるのです。

インスリン感受性を高める

さらに、食物繊維を取ることでインスリン感受性が高まることがわかっています。

実際に、4つのRCT(ランダム化比較試験)での116人の糖尿病患者において、食物繊維のサプリメントによるインスリン感受性の向上が記録されています(※1)。

ここで「インスリン感受性」とは、インスリンが作用する度合いを示しています。

つまり、インスリン感受性が高いと少量のインスリンで血糖値を下げることができます。

逆にインスリン感受性が低い(インスリン抵抗性が高い)と、血糖値を下げるために多量のインスリンが必要になります。

では、インスリンが多量に分泌されるとどうなるのでしょうか?

インスリンは脂肪を貯める働きがあります。

そのため、インスリンが多量に分泌されると太りやすくなってしまうのです。

食物繊維を取ることでそれを防ぐことができるというわけです。

血糖値の上昇が穏やかになる

食物繊維をとると、血糖値の上昇が穏やかになります。

血糖値の上昇が穏やかになると、インスリンの分泌も穏やかになります。

その結果、血糖が脂肪として蓄えられることが少なくなるので、太りにくくなります。

それとは反対に、糖質や甘いものをたくさん食べると血糖値が急上昇し、多くの血糖が脂肪として蓄えられます。

したがって、食物繊維をとることで痩せやすくなります。

満腹感が得られやすくなる

食物繊維には、満腹感を得られやすくする効果もあります。

食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。

水溶性食物繊維は水に溶けて粘度が高くなるため、消化と吸収を遅らせます。

そして、不溶性食物繊維はお腹の中で膨らむという性質を持っています。

そのため、食物繊維をとると満腹感に繋がるというわけです。

まとめ

食物繊維がダイエットに効果的な理由は以下のとおりです。

・腸内環境を整える
・インスリン感受性を高める
・血糖値の上昇を抑える
・満腹感が得られやすくなる

みなさんも、食物繊維をたくさんとって痩せやすい体になりましょう!


只今、ダイエットに関する質問も受け付けておりますので、よろしければお問い合わせフォームかコメントにてご質問ください。

頂いた質問については、責任をもって回答させていただきます。

場合によっては複数の論文を調査することもありますため、多少のお時間を頂くこともあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

参考文献
(※1)Anderson, J. W., Baird, P., Davis, R. H., Ferreri, S., Knudtson, M., Koraym, A., … & Williams, C. L. (2009). Health benefits of dietary fiber. Nutrition reviews67(4), 188-205.

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